位置と地勢・人口

 小菅村は秩父多摩国立公園内にあり、都内を貫流する多摩川の源流部に位置しています。東西14km、南北7km、総面積は5,278ha、標高は奥多摩湖面の530mから大菩薩連山の2,000mまでと高低差に富んでいます。森林が総面積の95%を占め、また、約3割にあたる1,630haが東京都の水源かん養林になっています。
 令和2年4月1日現在、人口715人、高齢化率は46%で、橋立、川池、田元、中組、東部、白沢、小永田、長作の8つの集落で構成されています。橋立から小永田までの7集落は多摩川水系の小菅川沿い、長作集落は相模川水系の鶴川沿いで、標高は540~780mの間にあります。
 都心から80km圏内にありながら、ミズナラやブナなどの原生林、大型哺乳類や様々な野鳥、昆虫から可憐な野の花まで、豊かな自然が残っています。