産業

 昭和40年代までは農林業などの第1次産業が就業者の半数以上を占めていましたが、その後、第2次産業、第3次産業へと移行しています。平成17年の国勢調査では、第1次産業8%、第2次産業35%、第3次産業56%となっています。
 第1次産業では、わさびやこんにゃくの栽培、ヤマメ・イワナなどの養殖業が主です。わさびの生産量は県下1位を、また、養殖業は先進地として卓越した技術を誇っています。
 第2次産業は、精密機械類などの製造業、土建や建築などの建設業などです。
 第3次産業では、サービス業、卸小売業、公務がほとんどで、中でも観光関係を中心としたサービス業が年々伸びています。平成6年には日帰り温泉施設「多摩源流・小菅の湯」がオープンし、年間8万人以上が利用しています。その後、「フォレストアドベンチャー・こすげ」、「道の駅こすげ」もオープンしました。さらに、空き家になった古民家をホテルに再生させる取り組みも行っています。
 現在、多摩川源流大学が開校し村民が講師となるなど、農林業体験や自然体験活動を推進し、小菅村の特性を活かした産業の創出を図っています。