多摩源流の魅力に迫る

源流にこだわった村づくり

 小菅村は多摩川と相模川の源流部にあたります。そのため、昭和62年から「多摩源流」を村づくりのキーワードとして村づくりを行なっています。きれいな水を守るための下水道の整備や、ハイキングコースの整備、宿泊施設の整備などを行なってきました。毎年5月4日に開催される「多摩源流まつり」はその象徴的なイベントです。平成13年には源流の村づくりを進めるシンクタンクとして、「多摩川源流研究所」を設立し、源流域の自然・歴史・文化の調査権研究、多摩川流域との交流事業や源流域からの情報発信に力を入れています。また、平成20・21年には村民と協働し、村を元気にするために「源流元気再生事業」に取り組み、村の特産物などの活用策の検討などを行ないました。その取り組みを継続するために、平成22年には「NPO法人多摩源流こすげ」が設立され、特産物の販売促進や源流ならではのツアーの開催などに取り組んでいます。

 

源流には自然の魅力がいっぱい

 小菅村の魅力に一つに、その豊かな自然があります。村を訪れるとおいしい水と空気を満喫し、四季の変化にとんだ自然を楽しむことができます。
 また、多摩川源流研究所が製作した「多摩川源流絵図小菅版」を見てみると小菅村の中に残された地名や滝の名前などを見ることができます。村の自然と先人たちの営みが結びついていることが確認できます。
 白糸の滝や雄滝など小菅川上流の滝では、遊歩道が整備されており、渓流沿いの美しい景観を楽しめます。

 

東京都水源林

多摩川源流一帯に広がる東京都の水源林は、百年以上の歴史を刻む。東京都が、土砂の流出や災害を予防し、清浄な水道水を確保する目的で多摩川源流の山々を買収して水道水源林の経営を開始したのが、明治34年(1901年)のことだった。以来、源流域は東京都によって大切に維持管理されてきた。営利を目的とした開発から逃れることができたため、手つかずの豊かな自然が広範に残されている。首都圏のすぐ近くにこれほどの自然が存在することは奇跡に近い。小菅村源流一帯は、ブナやミズナラ、カツラやシオジなどの巨木が生い茂り、全国的にも珍しいシオジの天然更新が見られるなど、学術的にも注目されているが、これも水源林経営に負うところ大である。

詳しい情報はパンフレットダウンロードページ

または、小菅観光サイト
「こ、こすげぇー」のサイトを御覧ください↓