小菅村体育館について
2012/03/19
このたび平成23年度事業で建築を進めてまいりました「小菅村体育館」が完成の運びとなりました。
この小菅村体育館は県より森林整備加速化・林業再生事業の採択を受け、小菅村産・山梨県産の木材をふんだんに使った木造の体育館です。これからの県内産および小菅産の木材利用促進のシンボルとなる体育館となりました。
建築の様子をまとめましたのでご覧ください。
7月
完成予想図 着工前
9月
体育館の基礎ができてきました。
10月
木材の組み立てが始まり、体育館の形が見えてきました。
11月
屋根が少しずつできてきました
12月
体育館の内部の様子です。
側面には大きな窓ができる予定です。 こちらは体育館の正面の写真です。
頭上を見上げると美しい木材で体育館が作られていることがよくわかります。
1月
引き続き体育館内部の様子です。
足場がとれてより内部がよくわかります。
つづいてシンボル柱の紹介です。
今回の体育館のメインとなるシンボル柱は村の方のご厚意により提供されました。
上の写真は10月に切り出しを行った様子です。これほど大きく立派なヒノキは珍しいそうです。年輪を数えてみましたが百数十年もの歴史が刻まれていました。
こちらの写真が体育館ステージ横、左右に設置された様子です。
くぼみとなっているところには村のシンボルマークの入ったステンドグラスが埋め込まれる予定となっており、スイッチを入れると光るように設計されています。
追記:こちらがステンドグラスを埋め込んだ様子です。
2月1日
こちらは外壁の様子です。足場が組んでいるため分かりずらいですが、屋根と下の部分は杉板が貼られています。色は当初の設計通り、市松模様になっています。
こちらは体育館内部の写真です。ついに床板張りがはじまりました。中に入ると木のとても良い香りがします。
こちらは体育館玄関正面に小菅産材を見せるという目的で建てられたヒノキ柱です。村産の美しいヒノキがライトアップされ今回の木造建築の体育館を象徴する建物の一つとなっています。
こちらはほぼ工程の終了しました外観の様子です。
7月に載せてあります完成予想図と着工前の写真と同じ位置で撮ってみました。青空と木々の緑と調和してとてもいい感じです。
次に完成しました内装の様子です。
木でしか味わえない美しさ、ぬくもりのある内装となりました。バスケットコート、1コート分の広さがあります(1階部分720㎡)。バスケットゴールやバレーボールコートなどが備えられています。
次にどん帳を紹介します。今回どん帳も小菅村の美しい自然を表したものにしようということで、こちらの小菅村の源流部の写真をデザインに使いました。
そして完成したどん帳がこちらです。
このどん帳、近づいてみますと・・・
このように、モザイク画となっており、ひとつひとつが小菅村のシンボルマークになっています。こちらの織り方はジャガード織という特殊な織り方だそうで、全国的にとても珍しいものだそうです。緑のマークのものの中には「幸運の四葉」マークが隠されているそうなので、体育館にお越しの際は探してみてください。
小菅村体育館が完成するまでの様子をまとめてみました。
そして平成24年3月14日には落成式が行われました。
体育館建築にあたりご尽力いただきました関係者の皆様、まことにありがとうございました。
ホームページをご覧いただきました皆様、多摩源流の郷 小菅村の新しいシンボル「小菅村体育館」をぜひよろしくお願いいたします。